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スウェーデンハウスの価格と仕様


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スウェーデンハウスの総評
 
スウェーデンハウスの価格と仕様

スウェーデンハウスの構造

スウェーデンハウスのモデルハウスには、壁の構造を表した、実物サンプルが‥‥

★一般庶民には無縁のハウスメーカー
―――――――――――――――――――――――――――――――

スウェーデンハウスの説明では、
価格の目安は 坪単価65万円から とのことでしたが、
一般的に言われているのは、
実際には「坪単価80~90万円」は下らないとのことです。

一般庶民とは、全く縁のないハウスメーカーです。

 

★スウェーデンハウスの壁はセカンドハウス用
―――――――――――――――――――――――――――――――

スウェーデンハウスがスウェーデンから輸入している躯体の壁は、
サマーハウス(セカンドハウス)用の壁です。

夏のバカンスで使用する家なので、
実際のスウェーデンの家よりも性能は劣っているようです。

それでも、これだけ高性能なのですから、
スウェーデンの人たちは、
どんなにすごい住環境で生活しているのでしょうか。

 

★換気システムに難あり
―――――――――――――――――――――――――――――――

「主婦の目チェック」の中で妻も述べていますが、
スウェーデンハウスが採用している換気システムは
チョッと頂けません。

全熱交換型の換気システムではありますが、
非常に安価なものです。

実は以前、同等の換気システムで、何棟か施工したことがあるのですが、
お施主さんの予算が限られていたので、それを採用しました。

各部屋に給気するためのダクトはφ50ミリしかなく、
本体からある程度離れた部屋になると、極端に風量が少なくなり、
どれだけしっかり換気できるかは疑問です。

坪単価50万円ぐらいの家でしたら、
この換気システムを採用していても、仕方ないとは思います。

しかし、高断熱高気密をウリにしていて
坪単価80~90万円もするようなハウスメーカーが
これを採用しているのであれば、
住環境に対する考え方が甘いとしか言わざるを得ません。

スウェーデンには優れた換気システムが沢山あります。
壁と窓だけと言わず、換気システムもスウェーデン製の物を
標準装備としてほしいものです。

 
スウェーデンハウスの営業スタイル

★押し売りはしない
――――――――――――――――――――――――――――――――

関西では、以前、
ワコールが代理店となって、スウェーデンハウスを販売していました。

その時に会った営業マンは、
「実は私、ついこの前まで下着を売ってました」
と言うので笑いました。

今は、ワコールは住宅事業から撤退し、
関西エリアはスウェーデンハウスの直轄で展開しています。

それでも、インテリアコーディネーターなどは
今でもワコールの社員だったりするようです。

ところで、下着を売っていた営業マンの印象が強いせいか、
私の印象では、スウェーデンハウスの営業マンは
決して押し売りをしてこない印象があります。

でも実際、スウェーデンハウスのお客さんの多くは、
初めから決め打ちして来るので、
他社と競合することがあまりないようなのです。

ですから、押し売りする必要がないのでしょう。

 

★大手の中では高断熱高気密No.1
――――――――――――――――――――――――――――――――

数値の上では、Q値C値一条工務店に抜かれてしまいましたが、
あくまで、私の個人的な感想としては、
大手の中では高断熱高気密に関してはNo.1ではないでしょうか。

一条工務店の営業マンに何人か会いましたが、
営業トークで数値の説明はあるのですが、
そのような高断熱高気密の家に住んだら
どうなるのかと言う説明はありません。

単純に、
「冬暖かく、夏涼しい」程度です。

その点、スウェーデンハウスの営業マンは
高断熱高気密住宅をよく心得た営業トークをします。

例えば、
「このモデルハウスで今動かしているエアコンはこれだけなんですよ」
「このモデルハウスでは、エアコンを点けっ放しにしているんですけど、
  毎月の電気代はこれだけなんですよ」
「1階にいても2階にいても、ほとんど温度が変わらないでしょ」

他にも、「高断熱高気密住宅であれば、こんな生活ができるんですよ」
と言うような話がたくさん出てきます。

一条工務店を引き合いに出して、大変申し訳ないのですが、
私が、行った一条工務店のモデルハウスでは
真冬や真夏に、玄関ドアは開いていて、
ガラス1枚の自動ドアが付いています。

しかし、スウェーデンハウスは、いつ行っても
必ず玄関ドアが閉まっています。

そして、その玄関ドアには
「モデルハウスの温熱環境を体感してもらうために‥‥」
という貼り紙があります。

更に、モデルハウスの至る所に温湿度計が置いてあって、
どの部屋に行っても温度差がほとんど無いことをアピールしています。

私の行った一条工務店のモデルハウスでは
温度計は一つも置いてありませんでした。

高断熱高気密住宅には、作り手の姿勢が重要かと思います。

その辺りの「作り手の姿勢」のことについて、
私のホームページ上で販売している、私の書いた有料の小冊子、
「もうこれでだまされない!」
「悲劇!自然素材で建てた不健康住宅」
の中で触れています。

ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
こちらで、ご注文できます。

→ http://hmk-polaris.web.infoseek.co.jp/booklet.html

 

★モデルハウスの女性の商品知識に驚き
――――――――――――――――――――――――――――――――

モデルハウスに行って、
営業マンが出払っていると、
営業マンに代わって女性の社員(派遣かも知れませんが)が応対します。

しかし大概、頼りなくて、
私の質問に、まともに答えることができませんし、
私の後ろをただ付いてくるだけという感じです。

ところが、これまでにスウェーデンハウスの女性社員に
3人応対してもらったのですが、
その3人とも、とても商品知識が豊富でした。

さすがに専門的な話は無理でしたが、
あれだけ自社のアピールができたら充分です。

いつだか出会った積水ハウスの頼りない営業マンより、
よっぽど役に立つのではないでしょうか。
(積水ハウスの営業の方、ごめんなさい)

   
スウェーデンハウスの特徴

スウェーデンハウスのサッシ

スウェーデンハウスのモデルハウスに置いてあった、トリプルガラスの木製サッシ

 

 

スウェーデンハウスの玄関ドア

スウェーデンハウスの
玄関ドア

 

★高断熱高気密住宅の先駆者
――――――――――――――――――――――――――――――――

スウェーデンハウスで、外せないのが高断熱高気密です。
カタログに記載されている数値を見ると、

Q値=1.14(以前は1.39と謳っていたと思うのですが‥‥)
C値=0.74(平均値)

大手ハウスメーカーの断熱気密性能を比較したサイトがあるので
こちらを ご参照ください。

→「住宅の評判ナビ」住宅の断熱性能を比較(C値、Q値:ハウスメーカー18社)

 

最近では一条工務店がこれより若干上回る数値を出していますが、
それでも、35年前から同じ性能で一貫してきたスウェーデンハウスは
すごいです。

日本の高断熱高気密住宅の先駆者と言って良いのではないでしょうか。

チョッと厳しいことを言いますと、

私の記憶では10年前は実験棟やモデルハウスなどでは
気密測定は行っていましたが、
全棟に気密測定は行っていなかったと思います。

私は、高断熱高気密を謳うのであれば、
全棟気密測定を実施することは必須と思っているので、

10年前の時点でそれをしていなかったというのは
高断熱高気密に対する姿勢が若干甘いと感じます。

例えば、「FPの家」なんかでは、
発足当初から全棟気密測定をしていましたし‥‥。

 

★トリプルガラスの木製サッシ
――――――――――――――――――――――――――――――――

スウェーデンハウスが他のハウスメーカーと最大に違う特徴の一つが、
木製のトリプルガラスのサッシです。

今、日本では、ペアガラスは当たり前になりました。
しかし、スウェーデンでは昔から、トリプルガラスが当たり前です。

スウェーデンから輸入した木製トリプルガラスサッシを標準なので、
これは、他のハウスメーカーでは真似のできないことです。

でも、スウェーデン製の木製トリプルガラスサッシは
日本でも「ガデリウス」というところが輸入販売しています。

ですから、地元の工務店であれば充分に対応可能です。

ガデリウス→ http://www.gadelius.com/index.cfm?category=13

ところで、このサッシは木製ですから、
年に1回メンテナンスが必要です。

スウェーデンハウスの話では、
キシラデコールを塗る必要があるとのこと。

ただ、キシラデコールはとても臭いので、
近所から苦情の出ないように注意しなくてはなりません。

 

★スウェーデン製なのは壁と窓だけ?
――――――――――――――――――――――――――――――――

スウェーデンハウスは、
スウェーデンの輸入住宅と謳っていますが、
実際にスウェーデンから輸入しているのは 木製トリプルガラスサッシと玄関ドアだけ。

スウェーデンハウスの説明では
「屋根のトラス(屋根組)は カナダの木材を使って、日本で制作していますが、
 壁パネルはスウェーデンから輸入しています」

とのことでしたが、あるツーバイフォーのハウスメーカーによると
「うちの工場で、スウェーデンハウスさんの壁パネルも作ってますよ」と言ってました。

ともかく、スウェーデンの雰囲気をかもし出した インテリアや外観を全面に出してアピールしていますが、
床材や内装建具、外装材、住設などは、 すべて、国内メーカーのものですし、
どこがスウェーデンなの?‥‥と思ってしまいます。

 
スウェーデンハウスの歴史


これまで、色々なハウスメーカーの
誕生秘話などをお伝えしてきました。

積水ハウスやセキスイハイム、大和ハウスなど、
最大手のハウスメーカーについては、
ネット上を探すと色々と情報が出てきます。

しかし、さすがにこのぐらいの規模のハウスメーカーになると
あまり誕生秘話の情報が出ていません。

仕方ないので、私の知っている範囲内で書きます。
間違っていたらごめんなさい。

スウェーデンハウスの親会社は
北海道の「トーモク」という段ボールのメーカーです。

トーモク→ http://www.tomoku.co.jp/

今から40年以上前、
トーモクはスウェーデンで段ボールの原材料として
良質な木材が採れることを知り、
スウェーデンから木材の輸入を始めます。

そんな中、
スウェーデンでは、住宅建築ができない冬の間に、
サマーハウス(セカンドハウス)用の壁パネルを作り貯めして、
夏になると一気にサマーハウスを建築していることを知ります。

そこで、このサマーハウス用の壁パネルを日本に輸入して、
住宅建築ができないかと考えました。

そして、北海道の石狩群に実験棟を建設。

スウェーデンの家の性能の素晴らしさが実証できた頃、
スウェーデンのレクサンドという街と
姉妹都市にあった北海道の当別町で、
宅地開発として、スウェーデン村建設の話が持ち上がりました。

トーモクと三菱地所がその話に乗り、
でき上がったのが「スウェーデンヒルズ」です。

この成功を機に、1984年にスウェーデンハウス株式会社を設立。
現在に至ります。

なお現在、三菱地所はスウェーデンハウスとは別に
「三菱地所ホーム」というブランドで、住宅事業を展開しています。

 
主婦の目チェック コンシェルジェの奥さんがハウスメーカーを厳しくチェック

◆スウェーデンハウスの千里住宅公園モデルハウスの間取り

 スウェーデンハウス1F

 スウェーデンハウス2F

 スウェーデンハウス3F

★確かに暖かい
―――――――――――――――――――――――――――――――

前回訪問した東日本ハウスのモデルハウスは、
スリッパを脱ぐと、床が冷たく感じました。

でも、スウェーデンハウスの床は
さすがに高断熱高気密をウリにしているだけあって、
ぜんぜん冷たくありません。

これまで、沢山のモデルハウスを回ったけど、
どこも「標準で次世代省エネルギー基準をクリアしています」
と言って高断熱高気密をアピールするんですよね。

でも、裏に回ると
エアコンの室外機が10台ぐらい置いてあったりして、
しかもそれが、かなり大型で、
ブンブン、フル回転してます。

でも、スウェーデンハウスのモデルハウスには
室外機は6台ぐらい。

しかも、普通の家庭についているような
小さい室外機。

それでも、すごく温かいし、
どこに行っても同じ温度。

足元まで暖かいから、とても快適です。

モデルハウスに行ったら、裏側も要チェックですよ。

 

★解体ショー!
―――――――――――――――――――――――――――――――

スウェーデンハウスでは、
モデルハウスを解体する時に、
ショーのように、一般の人に公開するらしいんです。

年月が経っても、
躯体は新築当時のままという事を見せる目的でやるみたいなんですけど、
まるでマグロの解体ショーみたい。

これはちょっと面白いかも。
機会があったら、ぜひ見てみましょ!

 

★木製の窓はお洒落で良いけど‥‥
―――――――――――――――――――――――――――――――

スウェーデンハウスの最大のウリは
スウェーデンから直輸入した木製のトリプルガラスのサッシ。

普通のアルミサッシよりも、雰囲気は良いし、
しかも重厚で、すごく断熱性も良さそう。

でも、メンテナンスが大変そう。

気が腐らないように、
定期的に「キシラデコール」って言うのを塗らなきゃいけないらしい。

旦那の「住まいづくりコンシェルジェ高田」の話では、
10年ぐらい前、シロアリの薬を嫌がるお施主さんがいて、
代わりに「キシラデコール」を土台に塗ったことがあったみたい。

旦那が自ら現場に行って塗ったらしいんですけど、
結構、揮発性の塗料らしく、シンナーみたいな匂いがきつくて、
気持ち悪くなったとか。

おまけに、近所の人たちから苦情がきたみたい。

ってことは、
年に1回、窓のメンテナンスをする前には、
ご近所に菓子折りを持って回らなきゃならないってこと?

ナンか考えただけで、面倒くさ~!

しかも、すっごく体に悪そう‥‥。(=д=;)

 

★木製の窓はスウェーデンハウスじゃなくても使えます。
―――――――――――――――――――――――――――――――

木製の窓は、メンテナンスに難があるので
私は抵抗があるけど、
雰囲気は良いし、断熱性も良さそう。

スウェーデンハウスの話では、
「このサッシは、当社ならではです」と言うけど、
旦那の話では、「ガデリウス」っていうところが
スウェーデンハウスと同じサッシを輸入して販売してるらしい。

ガデリウス→ http://www.gadelius.com/

確かに、大手ハウスメーカーだと、
それに対応できないかも知れないけど、
地元の工務店だったら、ぜんぜん問題ないみたい。

 

★ナンで壁をスウェーデンから輸入する必要があるの?
―――――――――――――――――――――――――――――――

スウェーデンハウスが
窓以外にスウェーデンから輸入しているのは、「壁」。

スウェーデンハウスの説明によると、
現地のスウェーデンの人が、職人技で作ってる
とは言うけれど、それにどんな意味があるの?

別に、木材だけ輸入して、日本の工場で作ったらいいんじゃないの?
その方が、よっぽどメリットがあるんじゃない?

海外の工場で作っているから、融通が利かなくて、
プランにも、すごく制限があるみたいだし、

壁の状態よりも、木材の状態の方が、
輸送コストだって、ずっと安くつくし、

スウェーデンは恐ろしく税金が高いみたいだから、
人件費も別に安い訳じゃなさそうだし、

日本は今、こんなに不景気で、
仕事が無くて困ってる人が沢山いるじゃないの。

日本の企業なんだから、
何もスウェーデン人に雇用の場を与えることないんじゃない?

スウェーデン人はかなり真面目で勤勉みたいだけど、
日本人はもっと勤勉でしょ。

きっと、日本で作った方が、良いものできるんじゃないの?(`д´# )

 

★換気システムに疑問
―――――――――――――――――――――――――――――――

スウェーデンハウスのコンセプトは、
「スウェーデンのスタンダードによる本物の住まいを‥‥」
ってことでしょ?

スウェーデンの住環境には換気システムも重要な要素のはず‥‥。

それなのに、スウェーデンハウスの採用している換気システムは
どこのハウスメーカーでも採用していそうな安モノでした。

旦那によると
「付いていないよりはマシかな?」っていうようなモノらしい。

先ほどご紹介したガデリウスでは
「フレクト」っていう、スウェーデン製の
換気システムを扱っています。

実は我が家にはその「フレクト」が付いてます。

旦那によると、
緻密に換気計画をすることができて、
施工後には、計画通り換気できているかどうか検査をして、
後から微調整もできるとか。

でも、価格はスウェーデンハウスで採用しているものより
倍ぐらいするらしいですけど。

住環境をウリにしている「FPの家」では
「フレクト」を標準装備にしています。

スウェーデンハウスと名乗り
「本物の住まいを‥‥」と言ってるのに、
せっかくスウェーデンにある優秀な換気システムを
採用していないというのでは?(´へ`)

納得できませ~ん!\(>д<; )

 
スウェーデンハウスの総評

 

発足当初から高断熱高気密に拘った家づくりをして、
現在まで一貫してきたことは、とても評価できます。

ただ、スウェーデンの輸入住宅を謳っているものの、
実際は構造材も含め、日本製であるというのは、単なるスウェーデンの雰囲気だけということですね。

本物志向の人には、スウェーデンハウスでは我慢できないのではないでしょうか。

 



 
 
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