住宅性能表示制度とは、
住宅の性能を統一された表示ルールで比較できるように
表示を行うことを定めた制度のこと。
住宅品質確保促進法に定められた事項の一つで、
住宅取得者が前もって
住宅性能の違いを比較出来るようにしたのが「住宅性能表示制度」です。
10項目の、設計・施工の性能を等級により具体的に明示したもので、
性能の違いが一目でわかるうえに、
着工前に欲しい性能の等級などを決めることができます。
また、希望により有償で第三者機関が、
指定通りの性能であるかをチェックしてくれますので、信頼性が高くなります。
またこの制度を利用した評価書付きの家には、
住宅ローンに金利優遇や地震保険の割引、
住宅売却時には価格が下がりにくいという数々のメリットもあります。
設計時に行う「設計住宅性能評価」と、
建設した後に行う「建設住宅性能評価」の二種類があり、
どちらか一方を選択することも、両方を選択することもできる。
評価書が発行されると、次のマークが表示されます。

なお、性能表示制度を利用した住宅は、
引き渡し後にトラブルが発生した場合、
指定住宅紛争処理機関で対応してもうことができる。
2002年からは、中古住宅に対しても同じ制度ができている。
★ 住宅性能表示制度を利用する場合の流れ

★ 住宅性能表示制度を利用する場合の費用の目安
(新築木造一戸建住宅 200平方メートル以下の場合)
- 設計評価 3~8万円程度
- 建設評価 9~11万円程度
※登録住宅性能評価機関ごとに料金が異なります。
★ 住宅性能表示制度の評価内容
住宅性能表示制度の10項目の評価項目と等級は次のようになっています。
・構造の安定性
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
耐震
(倒壊防止) |
極大地震(数百年に1度)の地震力で躯体倒壊しにくい |
基準法の1.0倍 |
基準法の1.25倍 |
基準法の1.5倍 |
|
|
耐震
(損傷防止) |
中地震(数十年に1度)の地震力で躯体損傷しにくい |
基準法の1.0倍 |
基準法の1.25倍 |
基準法の1.5倍 |
|
|
| その他 |
免震建築物であるか否か |
その他 |
| 耐風 |
極大風(500年1度)に対し倒壊しにくい、中風(50年に1度)に対して損傷しにくい |
基準法の1.0倍 |
基準法の1.2倍 |
|
|
|
耐積雪
(多雪地域のみ) |
極大雪(500年1度)に対し倒壊しにくい、中雪(50年に1度)に対して損傷しにくい |
基準法の1.0倍 |
基準法の1.2倍 |
|
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| 地盤・杭の支持力 |
支持力、設定根拠の明確化 |
地盤許容応力度 表示○○kN/㎡、地盤調査方法表示 |
| 基礎の構造・形式 |
基礎の構造・形式の明確化 |
○○造○○基礎 |
・火災時の安定性
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
感知警報装置設置
(自住戸火災) |
自住戸火災の感知を容易にする |
居室当該室警報 |
居室・台所
当該室警報 |
全居室・台所
当該室警報 |
全居室・台所
住居全域警報 |
|
| 耐火等級 |
延焼の恐れのある開口 |
延焼の恐れのある開口部分からの延焼のしにくさ |
等級2未満 |
20分 |
60分 |
|
|
| 延焼のお恐れのある外壁・軒天 |
延焼の恐れのある外壁・軒の外部からの延焼のしにくさ |
等級2未満 |
20分 |
45分 |
60分 |
|
・劣化の軽減性
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
| 劣化の軽減性 |
メンテナンスしつつ
何年まで生活できるか |
等級2未満 |
50~60年 |
75~90年 |
|
|
・維持管理・更新への配慮性
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
維持管理対策
(専用配管) |
専用の給排水、
ガス管の
清浄、点検、補修
のしやすさ |
等級2未満 |
コンクリート
埋設不可
他専用部
設置ナシ |
接合部:点検口
排水:掃除口 |
|
|
・温熱環境性
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
| 温熱環境性 |
省エネ性 |
等級2未満 |
旧省エネ |
新省エネ |
次世代省エネ |
|
・空気環境性
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
ホルムアルデヒド
(内装・天井裏等) |
特定建材
有無 |
特定建材の有無 |
特定建材 |
| 発散等級 |
ホルムアルデヒド放出の少なさ |
その他 |
F☆☆☆ |
F☆☆☆☆ |
|
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| 居室の換気対策 |
換気が確保されているか |
換気方式表示 機械換気 |
| 局所換気対策 |
便所・浴室・台所の換気が確保されているか |
換気方式表示 機械換気 or 換気窓 |
| 室内空気中の科学物質の濃度等(選択項目) |
評価対象住戸の空気中の化学物質の濃度及び測定方法 |
専門測定期間にて測定 |
・光・視環境性
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
| 単純開口率 |
居室の開口率 |
プランにより算出値表示 |
| 方位別開口比 |
方位毎の居室の開口面積の比 |
プランにより算出値表示 |
・音環境性(選択項目)
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
| 透過損失 |
(開口)
(選択項目) |
開口部の空気伝搬音の遮断 |
その他 |
Rm(1/3)
-20 |
Rm(1/3)
-25 |
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|
・高齢者等配慮性
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
| 専用部分 |
自立、介助においての余裕の程度 |
基準法 |
自立に対し基本的措置 |
自立に対し基本的措置
車いすに対し基本的措置 |
自立に対し配慮
車いすに対し配慮 |
自立に対し特に配慮
車いすに対し特に配慮 |
・防犯
| 表示すべき事項 |
要求事項 |
要求水準(等級) |
| 等級1 |
等級2 |
等級3 |
等級4 |
等級5 |
| 防犯 |
開口部の侵入防止対策 |
開口部毎に防犯対応の有無を明示する |
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